ポスティングで起こりうるトラブルとは?予防策を事前に知っておこう!
広告としてポスティングを検討している場合、どうしてもトラブルにならないか心配ですよね。先にお答えすると、ポスティングにクレームは付き物です。時には大きなトラブルに発展します。ではどうすれば回避できるのか。この記事では、ポスティングで起こりうるトラブルとその予防策、万が一起こってしまった際の対処法についてご紹介します。
ポスティングで起こりうるトラブルとは?
ポスティングはポストに直接配布するので、どんなものでも一度は手に取り見てもらうことができる有効な宣伝方法です。
一方で、誰しもがそのチラシを好意的に受け取ってくれるわけではありません。ポスティングでは、こうした配布先の住民からのクレームをはじめ、業務中の怠慢による業者とクライアント間でのトラブルなど、その可能性は多岐にわたります。それでは、具体的に何が起こり得るのかを見ていきましょう。
■配布禁止物件にポスティングした際のトラブル
「チラシお断り」「チラシ類を無断で投函しないでください」といった注意書きが、マンション内に掲示、あるいは各ポストに貼られていることがあります。当然こういったポストには投函しないのが原則ではあるのですが、文字が小さくて見えなかったなど見落としてしまうこともありますよね。しかし、たとえ誤って配布してしまった場合も、苦情につながってしまいます。
■郵便物が雨で濡れることによるトラブル
雨天時にはたとえ雨具を使用していたとしても、配る過程でチラシが濡れてしまう可能性が高く、また、チラシがポストからはみ出したまま投函するとそのチラシが濡れてしまいます。この際、ポスト内の他の郵便物まで染みてしまう危険性があるのです。そうなると、配布先からのクレームにつながってしまいます。
■業者によるポスティング未配布のトラブル
これは悪徳な業者に依頼してしまった場合に限りますが、ポスティングを依頼したにも関わらずまったく撒かれていなかった、あるいは途中で廃棄されていたというトラブルです。この未配布のチラシを不法投棄したり、置き去りにしたりすることで新たなトラブルにも発展しかねません。
ポスティングのトラブルを防ぐ対策
ポスティングを実施する上で、大小関わらずトラブルはできるだけ避けたいですよね。そこで次に、ポスティングのトラブルを防ぐ対策についてご紹介します。
■配布禁止リストを作成する
「チラシお断り」「チラシ類を無断で投函しないでください」といった張り紙があるマンションや住宅の情報をリストにまとめましょう。張り紙がない場合でも、一度「投函しないでください」と断りの連絡があった場合にはリストに追加していくことが重要です。
■マンションの管理人に一言声をかける
「チラシ禁止」と表示されていなくても、念のためマンションの管理人さんには一言声をかけると安心です。また、挨拶した際、ポスティングを断られた場合には「失礼しました」と穏やかに対応し、速やかにその場を去るようにしましょう。悪いことをしているわけではないのですが、逃げ出すとかえって怪しまれてしまいます。
■投函後禁止物件と気づいたらその場で対応を
1日に何枚も配布していると、周囲を見ないこともあるでしょう。ふと顔をあげると「チラシ禁止」の張り紙があることに気づくこともあるかもしれません。その際は、放置せずその場で対応するようにしましょう。マンションの場合は管理人さんに状況を説明し、お詫びすればクレームにつながることは格段に減ります。
■ポスティングのチラシは丁寧に扱う
基本的にチラシはポストの奥までしっかり入れるようにしましょう。突然の雨に濡れることも避けられます。また、チラシが破れていたり汚れていたりすると、受け取り側は不快な思いをします。無理やりポストに入れるなど乱雑に扱うとすぐに破損してしまうので、チラシは丁寧に扱うようにしましょう。
■業者に依頼する際は管理体制を確認する
ポスティング時スタッフが怠慢していないか、しっかりと確認できる体制があるかを確認しましょう。マニュアルや研修があり、GPS機能付きのデバイスを持っているのであれば安心して任せることができます。また、開始と完了、進捗の報告などがあればなお信頼できるでしょう。
万が一、ポスティング時にトラブルが起こった場合の対処法
クレーム対応は初動が重要で、即座に連絡し、丁寧にお詫びすることが大切です。また、チラシを回収するようにいわれた際には訪問しましょう。クレームをいただいた方の情報を必ず聞き、以降は投函しないようにします。真摯に対応すれば、必ず理解してもらえるでしょう。
しかしそれでも過剰な要望やしつこいクレームをしてくる場合には、弁護士や専門家に相談することも視野に入れるべきです。なお、業者に依頼している場合には、基本的にクレーム対応も請け負ってくれます。
ポスティングのトラブルは主に禁止物件への配布や他の郵便物への影響、また悪徳業者による怠慢が原因でした。しかし、しっかりとした対策を取っていれば、ポスティングのトラブルを回避できます。周囲をよく見て配布禁止ではないか確認すること、ポスティングを丁寧に行うこと、そして業者に依頼する場合は信頼できる業者を見つけることが重要となります。トラブルを予防し、よりよいポスティングを実施していただければ幸いです。