ポスティングにかかる料金の相場はどのくらい?費用を抑えるコツ
チラシやパンフレットをポストに投函するポスティングは、直接試供品や厚みのある冊子を届けられるため多くの店舗や企業が活用しています。有効な広告手段としてやってみたいと考えていても、費用がどのくらいかかるのかわからない人もいるのではないでしょうか。ポスティングの費用の内訳やそれぞれの相場、コストを抑えるコツをご紹介します。
ポスティングにかかる費用の相場
ポスティングは依頼内容によっても費用は異なります。価格競争が進んでいるため、会社間の格差はそれほど大きくはありません。ただ、人口密度の理由により東京や大阪といった大都市と比べると地方エリアの配布単価はやや割高であることは知っておきましょう。
■チラシの配布のみ
対象を絞らずにチラシを投函するだけであれば、ポスティング担当のスタッフの労力も抑えられるため費用を抑えることができます。たとえば、A4サイズのチラシを1万枚配布する場合の相場は3~4万円前後です。
■チラシの印刷と配布
チラシのデザインは自社で行って、印刷と配布をお願いする場合はA4サイズ1万枚のちらしの印刷費用は約2万5,000円程度なので配布料金とあわせて5万5,000円~6万円前後かかります。
■チラシのデザイン~配布
販促物の製作から配布までをすべて依頼すると費用もそれにともなって高くなります。A4サイズのチラシのデザインが約6万円かかるため、合計で11万5,000円~12万円前後になります。
ポスティングにかかる料金内訳
ポスティング料金に含まれる費用は大きく分けて販促物のデザイン料、印刷料、配布料の3つです。
■デザイン料
片面か両面か、単色かカラーかによってデザイン料は変わってきます。どの程度の情報量を載せるか、ある程度のイメージなどを依頼する前に固めておくことが大切です。
■印刷料
印刷にかかる費用も片面か両面か、カラーか単色かで変わります。また、チラシ自体のサイズによっても変わり、大きくなればなるほどコストはかかります。
■配布料
チラシのデザインや印刷を自社で行えるのであれば、業者には配布料のみ支払えば済みますが、配布エリアを広く設定してしまうと料金は高くなる傾向にあります。
各項目の相場
内訳の項目それぞれの相場を見ていきましょう。
■デザイン料
チラシのデザインを依頼した場合、用紙サイズや白黒かカラーか、片面か両面印刷かなどの条件によって費用は変わりますが、A4サイズで2~6万円程度です。
■印刷料
デザイン料と同じく、用紙のサイズや白黒かカラーかなどの条件に加えて、印刷枚数や用紙の種類や厚み、片面印刷か両面印刷かなどの条件によって費用は変わります。各条件でどの程度コストに変動があるか確認しておくとよいでしょう。A4サイズ1万枚であれば2万円~が相場です。サイズが大きくなると高くなる理由の一つは、B4サイズ以上になると投函しやすいように折る加工が必要となるからです。
■配布料
配布料も配布エリアやチラシのサイズ、枚数、1種類だけを配る単配か数種類を一度に配る併配かなどの条件によって変動がありますが、1万部を配布する場合軒並み配布で4万円~、集合住宅のみで5万円~、一戸建てのみで5万5,000円~となっています。
ポスティングの費用を抑えるには
ポスティングにかかるコストを抑えるコツがいくつかあります。
■チラシのデザイン・印刷料を抑える
デザインを自社で行ったり、既存のものを流用したりすることでコストを抑えられます。Web上に簡単にチラシのデザインをできるものもたくさんあるので活用しましょう。印刷期間を長くするのも一つの方法ですが、印刷も自社で行えば、配布料だけが発生するので大きくコストを抑えられます。
■配布方法や期間を検討する
単配よりも併配のほうが一般的に安い傾向にあります。また、配布期間を指定せず業者に任せたり、1か月間としたりすれば費用は安くなります。
■サイズを変えて加工料を抑える
チラシのサイズは大きくなるほど単価が高くなり、大判サイズの場合には折りや封入などの加工が追加で必要となるため、大きさにこだわらず配布の目的を考えてサイズを決めればコストは抑えられます。
相場の料金よりも安い場合は注意
実際に業者に依頼する際に、相場と比較して安い価格設定をしている業者には注意が必要です。相場よりも安く設定できる理由としては、配布エリアや期間を設定していない、複数の企業のチラシを1枚で作成する、併配を行っているなどが挙げられます。せっかくコストをかけて、効果を期待して行うポスティングなので、業者に依頼する場合は、サービス内容や口コミ、評判などをよく確認しましょう。
ポスティングを業者に依頼する場合には1社だけでなく複数の業者に相見積もりを依頼して、サービス内容や実績などを確認したうえで選びましょう。自社で対応することでコストを抑えられる部分も多くあるので、コストを抑えながら効果的なポスティングができるよう検討することをおすすめします。