ポスティングチラシは折った方がよい?折るメリット・デメリット
ポスティングによる広告宣伝を行うにあたり、頭を悩ませるのがチラシを折ったほうがよいのか、それとも折らない方がよいのか、ということです。折ると小さくなるため大きなチラシを作成できますが、重要な宣伝文句等が隠れてしまうことも。今回はポスティングチラシを折るメリットとデメリットを中心に詳しくお伝えします。
ポスティングの折り方
ここでは基本的なチラシの折り方、およびその折り方に最適なシチュエーションについてもお伝えします。
■2つ折り
単純にチラシを2つに折りたたんだものです。広げるだけでチラシ全体が把握できるため、受け取った側の負担を減らせるのが大きなメリットです。また、チラシがコンパクトなので持ち運びがしやすいというメリットも忘れてはなりません。最適なシチュエーションとしては、紹介するサービスや商品が少ないケースです。またイベント告知やリニューアルオープンの告知など、伝えることが1つ程度と少ない場合に適しています。
■3つ折り
チラシの端を3分の1に折り、もう片方を被せるように折る方法です。大きなチラシであっても3分の1程度の大きさになるので、持ち運びや投函がしやすいとのメリットがあります。横使いのチラシにも縦使いのチラシにも対応できるのが嬉しいところでしょう。封筒に入れるようなチラシにも適しています。最適なシチュエーションとしては、情報量が多いチラシです。スーパーのように紹介する商品が多い場合やチラシを郵送したい場合に活用したい折り方です。
■4つ折り
チラシを横に2回折る方法です。チラシが4分の1の大きさになるので、かなり大きなサイズのチラシにも対応できるのがこの折り方の最大の魅力といえます。また、投函先のポストが小さくても入れられるので、より多くの世帯にチラシを配布したい時にもおすすめです。最適なシチュエーションとしては、セールやイベントなど情報量が多いチラシです。また、冊子タイプのチラシを作りたい時にも適しています。
ポスティングチラシを折るメリット
ポスティングチラシを折ることには、記載できる情報量が増えるなどさまざまなメリットがあります。ここではとくに代表的といえるものを3つご紹介します。
■情報量を増やせる
チラシを折れば小さくなるため、大きめのサイズで作成できます。大きなサイズでチラシを作れば、その中により多くの情報を記載できます。伝えたいことが一つではなく多岐にわたる場合には、折るタイプのポスティングチラシを活用すべきです。
■配布効率がアップする
ポスティングチラシの大きさによって、投函できるポストとできないポストがあります。とくにA3サイズのような大きなものになると、投函できないところもあり、結果として配布効率が落ちてしまうのです。その点、チラシを折って小さくして配布するのであれば、多くのポストに効率的に配布できます。配布スタッフも仕事がしやすくなり、配布枚数が多い場合でもより効率的および重点的に宣伝できるようになります。
■重要テーマを強調できる
大きなチラシは多くの情報を掲載できますが、チラシを小さく折ることで、見せたい部分だけを強調できるメリットもあります。つまり強烈な売り文句がある場合は、その部分を表面にすることでより大きなインパクトを与えられるのです。
ポスティングチラシを折るデメリット
チラシを折ることで、問題が出てくるところもあります。たとえばコストと時間がその代表例でしょう。ここでは、ポスティングチラシを折るデメリットを3つご紹介します。
■コストと時間が必要になる
ポスティングチラシは、折り目のない状態で刷り上がってきます。そして人の手で1枚1枚を折り込むことになるため、人件費および時間がかかります。つまり、安価・短時間で配布したい場合には向いていません。
■他のチラシに紛れてしまう
チラシを折ることで小さくなるため、他のチラシに紛れて人目につきにくくなります。したがって、紙質を変更したりカラーリングしたりすることで他のチラシと差別化を図る必要も出てくるのです。
■意図通りに読まれない可能性もある
折られているチラシの読み方は人それぞれです。表面だけを見る人・表面と裏面のみを見る人・いきなり広げて中身を見る人などさまざまです。どのような読み方をされても、魅力的なキャッチコピーが目に入るようなデザインにする必要もあります。
効果が期待できる「封筒ポスティング」
一般的なチラシの反響率は、わずか0.03%程度とされています。そこでチラシの有効性を上げる方法として話題になっているのが「封筒ポスティング」です。封筒ポスティングとはチラシを封筒に入れて配布する方法であり、封筒からチラシを取り出すまで中身が見えません。
つまり中身を見せないことで、中身を確認させる高等テクニックを駆使したチラシなのです。封筒に入っていると、中身が気になって開ける人は多いでしょう。重要なお知らせだと思い、慎重に確認する人も少なくありません。もちろん、通常のポスティングと比較するとコストは掛かりますが、検討するに値するポスティング方法です。
まとめ
ポスティングチラシを折るメリットおよびデメリットをお伝えしました。一長一短あることは確かで、折るにしても折らないにしても一定の対策は必須となります。また、最後にご紹介した封筒ポスティングは有効性の高いものです。まだ利用経験がない方は、この機会に検討してみてください。