ポスティングとリスティングの違いはどこ?双方の特徴を解説!
ポスティングとリスティングの違いを考えた時、「そもそもリスティングがよくわからない」という方も多いでしょう。言葉も似ていて何となく同じようなイメージを持ちますが、2つには明確な違いがあり業種や目的によってどちらを選んだ方がいいかも変わってきます。今回は、ポスティングとリスティングの違いと双方の特徴について解説します。
ポスティングとリスティングは何が違う?
ポスティングとは、広告や宣伝を行うためにビラやチラシ、手紙などをポストに直接投函することをいいます。
リスティングとは、ユーザーが検索エンジンで検索したキーワードに基づき表示される広告をいいます。
ユーザーが検索した興味がある事柄に対し広告を配信するため、ダイレクトにアプローチできます。ポスティングとリスティングには、さまざまな特徴や違いがあります。ここからは2つの違いを詳しく見ていきましょう。
■ポスティングとリスティングの違い
ポスティングはビラやチラシ広告をポストに直接投函しますが、リスティングはインターネットを使用して広告を配信します。リスティングではポスティングのように広告を1件ずつ配布する手間は省けるので、時間を有効に使うことができるでしょう。設定によって配布エリアを指定して広告を出すこともでき、伝えたいことをピンポイントにユーザーに伝えることができます。
広告を配信して反応がいまいちといった時には、広告を一旦取りやめることができます。成果のないキーワードを省き反響のあるキーワードを再設定したり、ユーザーがクリックした情報を分析し対象者を見直したりするといった設定も可能です。リアルタイムで管理画面から改善できます。
ただし、情報や技術の変化が早いので、広告の効果を常にチェックしておかなければいけません。また、データーの分析は難しいことも多く、専門的な知識が必要になります。ポスティングではこういった分析や設定がないので、チラシやビラが決まれば簡単にポストに投函でき、低コストに宣伝を行うことができます。
興味がなければ見ないウェブ広告に対し、チラシやビラはポストから取り出す際に必ず一度は目に止まります。配布エリアやターゲットも特定し、チラシ制作ができるのも大きな魅力です。ただし、配布を行うには時間も労力もかかります。また、チラシ配布禁止のマンションや住宅に誤って配布してしまった時には、大きなクレームにつながることもあるため、注意して配布を行う必要があります。
ポスティングがおすすめの業種・ケース
ポスティングは、地域やターゲット層を絞り広告宣伝を行いたい時や、コストを抑えて定期的に宣伝や集客アップにつなげたいといったときに有効に活用できます。ここからはポスティングがおすすめの業種・ケースをいくつか紹介します。
■飲食店
レストランやラーメン屋、居酒屋などの飲食店はポスティングが向いているでしょう。ポスティングを行うことで起こる反響率は約5%(地域によって異なる)といわれており、ポスティングをした20件のうち1件が来店や問い合わせをしている計算になります。
また、新規顧客の約80%が店舗から2km圏内に住んでいるため、チラシを店舗周辺にポスティングすることで効率よく集客を得ることができるでしょう。チラシによってお店らしさやメニューなど、魅力をふんだんに使えるのもポイントです。
■美容室・ネイルサロン・まつエク・エステ
美容系のサロンでは、新規顧客向けのチラシ配布の他にも特定エリアやターゲットを絞り、クーポンやキャンペーンの告知など再来を促す宣伝に有効活用できます。Webでのリスティングではスマホやパソコンを使いこなせる世代が限られてしまうため、アプローチできるターゲットの幅も狭くなってしまいます。ポスティングは幅広い年齢層にアピールできるので、目に触れ興味をもってもらえるチャンスが広がります。
リスティングがおすすめの業種・ケース
リスティングがおすすめの業種は顕在ユーザー数によって大きく変わってきます。たとえば、ユーザー自身が欲しいものや受けたいサービスを強く求めている場合、関連したキーワード検索が多くなるため広告表示回数を確保できます。
■店舗集客型
店舗集客型とは、整体や針などの治療院や小売店舗へお客さんを集客することが目的の業種です。WEB広告を出し店舗に誘導するためには、リスティングがかなり有効といえるでしょう。リスティングの効果をアップさせるためには4つのポイントがあります。
・エリア限定広告配信
・店舗の営業時間を考え配信を行う
・検索キーワードには地名を必ず入れる
・住所は必ず記載
リスティングを行う時には、この4つのポイントを意識してみましょう。配信地域は、広告が全国配信されないように店舗周辺のエリアに限定して配信を行います。営業時間外に広告を配信していても対応不可な場合には、営業時間のみ配信を行いましょう。検索する際、ユーザーは地名を入れることが多いため、店舗周辺の地名はキーワードに記載しておくことです。テキスト広告の下記に住所を表示させることで、店舗がピンで表示されユーザーにお店をわかりやすく伝えることができます。
■緊急トラブル型
トイレの水がつまった、鍵をなくして家に入れないなど、緊急時やトラブルに駆けつけ解決してくれる業種です。緊急トラブル型の業種では、リスティングを行う時に3つのポイントがあります。
・24時間配信
・スマホで検索上位表示
・電話番号のオプション設定
緊急時やトラブルの際には「とにかく急いで来てほしい」「すぐに解決したい」という状況のため、ユーザーがスマートフォンですぐに検索ができ、そのまま電話を掛けられることができるように設定しておくことが大切です。
今回は、ポスティングとリスティングの違いや双方の特徴について解説しました。自分自身の仕事の特性や業種を理解し、有効に活用できる方法を選択しましょう。ポスティングかリスティングかで悩んでいる方は、参考にしてみてください。