ポスティングの反応率ってどれくらい？反応率を上げる方法とは

公開日:2022/11/15　　

ポスティングは宣伝効果がわかりづらく、反応率が上がらないため、敬遠する企業も少なくありません。しかしオンライン上のWEB広告が増える中、実際に手に取るチラシの宣伝効果は決して０ではないはずです。ポスティングの反応率を上げるには、どうしたらよいでしょうか？ここではポスティングの反応率を上げる方法を紹介します。

ポスティングの反応率

ポスティングとは自社のチラシやお知らせを、住宅に設置された郵便受けなどに直接入れていく宣伝活動です。

ポスティングの反応率は配布したチラシを見て、何人が反応を示したかを表す数値であり、反響率とも呼んでいます。全国的なポスティングの平均反応率は0.1%～0.3%といわれ、1万枚チラシを配布した中から、およそ10人～30人の反応がある、という計算です。

チラシの内容次第で0.3％を超える場合もありますが、業種によって顕著な差は出ていないようです。ポスティングの反応率は今後の宣伝活動の方向性を決めるので、必ず計測しなければなりません。しかし確実な反応率を計測しづらい点がポスティングの難点でもあります。ポスティングの反応率を確認する方法を3点紹介しましょう。

クーポン券をつける

配布するチラシにクーポン券を載せます。クーポンを持参した来客があれば、ポスティングの反応1件となるので、もっとも確実な反応率の計測方法といえます。クーポンの内容は対象地域のニーズに合わせたものを用意しましょう。

アンケートをお願いする

来店時にお客さまにアンケートをお願いし、「来店の理由」など動機を書いてもらいます。来店理由に「チラシを見た」との回答があれば、ポスティングの効果ありです。「チラシを見た」「チラシを見ていない」の回答数を比較してください。しかしお客さんにアンケートを拒否されることもあります。

電話、WEBで確認する

来店の予約時に電話等が必要な場合は「来店の理由をお聞かせください」「こちらのお店を何でお知りになりましたか？」といった質問をしましょう。チラシを見た、との回答があればポスティング効果の件数にカウントできます。チラシに記載されたお店のURLやQRコードから、オンライン予約する場合は予約フォームに来店の動機を入力してもらうよう、促してください。

ポスティングの反応率が悪い理由

ポスティングの反応率は低いものだと0.01%、もしくは全く反応がないというケースもありえます。ポスティングの反応率が低いと、チラシの印刷代金を支払うだけで、自社の利益につながりません。しかし1回のポスティングに反応がなかったから、といってチラシ配布をやめてしまうのは早計です。ポスティングの反応率が悪い理由を4点紹介します。

チラシのデザインが悪い

ポスティング用チラシはデザインが良質でないと、すぐに捨てられてしまいます。いかに商品の優秀さをアピールしても、パッと目を引くデザインでないと、隅々まで読んでもらうのは難しいでしょう。内容を充実させることも大切ですが、レイアウトセンスに欠けるチラシではポスティング反応率は高くなりません。

ターゲットを絞っていない

市場調査を充分行わず、ただやみくもにポスティングを繰り返しても反応率は上がりません。配布地域におけるターゲットの設定が重要です。

配布するタイミングが悪い

配布するタイミングが悪いとポスティングの反応率はよくない傾向にあります。一般的に休み明けの月曜日、火曜日、水曜日はポスティングの効果が悪いようです。

ポスティングが1回で終わっている

ポスティングは１回だけの配布では効果がありません。1、２回配布した程度では店舗や企業の認知度は上がらず、知名度は低いままです。

自社がポスティングに向いていない

ポスティングに向いていない業種はいくらチラシを配布しても反応率は上がらないようです。自社の営業所が配布地域に存在しない、日常生活に密着した業種でない場合はチラシへの興味・関心を持たれにくいでしょう。

ポスティングの反応率を上げる方法

ポスティングの反応率を上げるには、配布前のリサーチと配布後の反応を分析する必要があります。以下の4点を実践し、ポスティングの反応率を上げてください。

良質なデザイン

チラシに自社製品の写真を貼ったり、明確な地図を載せたりして、クオリティを上げましょう。思わず手に取って目を奪われてしまうような良質なデザインが必要です。宣伝内容の盛り込み過ぎや、デザインがこり過ぎたものは、読者に敬遠されがちなので注意しましょう。

ターゲットの設定、配布地域の選択

ターゲットを具体的に絞り込み、自社のポスティングに適した配布地域を決定します。リサーチに時間と労力をかけ、最適な配布地域を選択してください。

業者に依頼する

自社スタッフは広報の専門でないことがよくあります。事前リサーチから配布地域の選択チラシのデザイン、実際のポスティングなど、専門の業者に依頼してみましょう。ポスティング業者に依頼すると反応率がやや高いようです。

まとめ

ポスティングの反応率は平均して0.1%～0.3%とされ、決して高いとはいえません。反応率はチラシにクーポン券をつける、アンケートを利用するなどの方法で確認してください。チラシのデザインが良質でないと反応率に影響します。ターゲット層を絞り込み、適した配布地域を選択しましょう。たとえ反応率が低くてもポスティングは1回で終わらず、繰り返し数回行い、その都度反応を分析する姿勢が、次の宣伝効果につながるでしょう。