ポスティングとDMの違いはどこ？それぞれに向いているケースを知ろう！

公開日:2022/04/15　　

ポスティングとDM（ダイレクトメール）はどちらも販促や集客として有効な広告ですが、同じ紙媒体でも目的によって使い分けることでより効果的な宣伝を行うことができます。この記事ではポスティングとDM、それぞれの特徴と違い、向いているケースをご紹介します。どちらを行うか検討中の方は、ぜひ最後までご覧ください。

ポスティングとDMの違いはどこ？

結論からいうと、ポスティングとDMの違いは、不特定多数に向けて直接ポストに投函するか、特定の宛先へ郵送するかです。

それぞれの具体的な特徴

まずは、両者の具体的な特徴を解説します。

・ポスティングの特徴
ポスティングは、チラシや試供品などの販促物を各家庭のポストに手作業で投函する広告方法です。その中でも、配布するエリアを店舗の近辺や駅の周辺等、必要に応じて設定できます。

さらに、物件を戸建てやマンションなどで絞ることも可能です。このように希望エリアに絞った上で、不特定多数に向けた宣伝ができるため、効率のよい集客が見込めます。

・DMの特徴
まず、DMとはダイレクトメールのことです。その名の通り、はがきやカタログを用いて、顧客に向けダイレクト（＝直接）に郵便や電子メールを送る広告です。誕生日や記念日の割引等の案内や、顧客向けのイベントを開催するにあたり、顧客情報からその案内に対し反響のあり得る顧客を選ぶことができ、開封率を高められます。

ポスティングとDMの違い

次に、ポスティングとDMの違いを説明します。主に４つの違いがありますが、これらを理解した上で、目的に合う効果的な方を選びましょう。

・広告する目的
DMは〝再来〟、ポスティングは〝新規顧客開拓〟のために行うことが多いです。DMは住所や氏名を事前に把握しておかなければならず、新商品紹介や商品購入後のフォロー、イベントの案内などリピート客に向けた広告となります。対してポスティングは不特定多数に向けたものなので、新規顧客の取得や販売促進を目的とします。

・広告の閲覧率
広告を読む確率としては、圧倒的にポスティングよりもDMの方が高いです。DMは読んでもらいたい人に対し、宛名を付けて直接郵送できるためです。一方でポスティングも、一度は手に取り確認する方は大多数います。しかし、残念ながら読まずに捨てられることもあるのが実情です。

・広告に対する反響
反響に関しても、ポスティングに比べDMの方が高くあります。閲覧率と比例して、届いたDMに興味を持つ顧客が多いのです。しかしポスティングで新規顧客を開拓するといった面では、わずかな確率でも反響を得られる可能性に賭けたいところですよね。反響率を上げるためには、DM・ポスティングともにクーポン等を付けるといいでしょう。

・クレーム発生のリスク
ポストに投函した際、クレームが発生しやすいのはポスティングです。DMのように宛名のある郵便物とは異なり、不特定多数のポストに投函するので、チラシを不要に思う方にも配布してしまう可能性があるためです。

また、ポスティングチラシの場合、破損したものが入ってしまったり、雨天時には他の郵便物を濡らしてしまったりすることもあり、これらがクレームにつながってしまうのです。しかしながら近年はクレーム対策に力を入れている業者も多いので、ポスティングであってもクレームを防ぐことはできます。

DMが向いているケース

DMは反響率が高いので、リピーターの維持に向いています。既存の顧客データに基づいて案内をするので、新商品の告知や記念日のお祝い割引など、直にアプローチし購買意欲を高めることができるのです。

たとえば、すでに自社のサービスや商品を購入したことがある顧客に向けてリピート購入を促すケース、初回購入後の挨拶と感謝の気持ちを込めて送るケース、キャンペーン・イベントのお知らせなどに向いています。

ポスティングが向いているケース

ポスティングは店舗やサービスを知らない人へも幅広く情報を届けられるため、新規顧客への宣伝に適しています。さらに、エリアとターゲット層を的確に絞ることで費用対効果が高まるのです。

エリアとターゲットを絞る点で具体的に挙げると、商圏が限られている不動産業や飲食業、求人広告にデリバリー等の宅配業、美容サロン、習い事など、地域に密着したサービスが向いています。コスト面でも1枚数円から利用できるので、費用をなるべく抑えたい方にはおすすめの広告方法です。

今回は、ポスティングとDMのそれぞれの特徴と違い、向いているケースをご紹介しました。閲覧率や反響率の高いDMに比べ、クレームリスクもあるポスティングですが、目的に合わせて利用することで、両者ともに効果の高い宣伝を行うことができます。DMは既存の顧客情報をもとに顧客へ直接送ることができ、リピーターの維持に向いています。対して、エリア内のすべての住居へチラシを投函するポスティングは、認知度の向上や新規顧客の開拓に効果があるのです。さて、どちらが向いているのかお分かりいただけましたでしょうか？この記事がより有効な宣伝方法の参考になれば幸いです。