ポスティングに効果的な曜日はある?業種別に紹介!
ポスティングは広告手段として有効なものの一つですが、とくに曜日を選ばずに実施してはいませんか?曜日によってより効果がでる場合があります。業種や提供するサービスや商品によっても効果的な曜日は異なります。この記事では業種にとってよい曜日や選び方、さらに効果がアップする時間帯等についてご紹介します。
「業種別」ポスティングに効果的な曜日
一般的に平日よりもチラシに目を通す時間のある土曜日は見てもらえる確率が高いです。ただ、すべての業種が土曜日にチラシを投函すれば効果的なわけではありません。
■サービス業
美容院やエステなどの美容関連やホテルや冠婚葬祭などの式典業、レストランや宅配ピザ、医療や介護関連、アミューズメント施設、パチンコなどのサービス業は唯一曜日に関係なくまんべんなく毎日配布されている傾向があります。これは客側の需要タイミングがその人によって異なるため、また店側もその需要に応える体制をとっているためといわれています。
■教育・教養
進学塾や予備校、家庭教師などの教育関連や、カルチャーセンターやビジネススクールなどの教養関連は月~水で配布する率が高いです。これは遊びたい気分になる週末を避けて、地に足をつけて何かを身に着けたい気持ちに寄り添うため週初めでの配布が多い傾向にあります。
■流通業
大型商業施設やデパート、ホームセンター、地元のパン屋やケーキ屋、ドラッグストアなどの小売業は、週末の需要を見込んで金曜と土曜の配布率が約半数を占めます。スーパーマーケットなどによっては週中の売り出しなどのために火曜や水曜に配布するケースもあります。
■金融・保険
銀行や証券会社、生命保険会社は火~木の3日間に集中して配布する傾向があります。休日明けの気分が落ち着いて堅実に物事を考えるムードになるタイミングを図っています。
■メーカー
日用雑貨・家庭用品や食品・飲料、製薬・医薬品などほとんどのメーカーは土日が休業日のことが多いため、配布は月~木にまんべんなく行い、問い合わせ対応に備えています。
■不動産
新築マンションや戸建て、不動産仲介などの会社は、一般の人が時間的に余裕のある休日に物件まで足を運んでもらうために金曜・土曜の配布に集中しています。平日にあまり配布しないのは、週末に契約が成立した場合の事務処理や定休日が平日に設定されている会社が多いため、問い合わせ対応を避ける理由もあります。
ポスティングする曜日の選び方
せっかく予算をかけて配布するので、多くの人の目に留まる曜日を選びたいですね。仕事や学校が休みになる人の多く、余裕のある土曜日が配布数は多いですが、その分埋もれてしまう可能性も高いです。
■総配布数が少ない曜日
ほかの多くのチラシに埋もれない曜日にポスティングしたい場合には、月曜か木曜がいいでしょう。とくに月曜は週の初めで相対的にチラシの数が少ないです。どちらの曜日も在宅時間の長い主婦や高齢者などの目に留まり、ゆっくりと読んでもらえる機会が高まります。ただし、もともと月曜や木曜はチラシが少ない認識を持った読者が多いため、クーポンを付けたり、セールを行う案内などでお得な印象を与えるチラシで目を引くのが効果的です。
■業種別の傾向に合わせる
いままで曜日を意識してポスティングを行ったことがない場合には業種別の配布傾向に合わせるのが一番よいです。傾向が統計的に分析されているということは、結果がともなうということなので、自分のお店の商品やサービスの傾向に合わせてポスティングを行うことで効果が期待できます。
■同業種の配布が少ない曜日
あえて同業種の配布が少ない曜日を選ぶのも一つの方法です。同じ地域に競合他社がいる場合に同じ曜日に配布すると競争で負けてしまう可能性もあります。競争相手が何曜日に配布しているか調査したうえでその曜日を避ければ、見た目を並べて比較されることも回避できます。
時間帯も考慮してさらに効果アップ
新聞の折込チラシとは異なり、ポスティングは自由な時間に投函できるのがメリットの一つです。競合他社などの多くのチラシに埋もれさせることなく、単体で見てもらえる時間を選びましょう。
■対象者の帰宅時間付近
チラシの対象としたい年代や性別などの一般的な行動パターンを把握してポスティングを行うことで自社のチラシの存在感を高めます。たとえば主婦であれば、子どもの送り迎えや買い物からの帰宅時間、高齢者であれば病院や整骨院の午前診療からの帰宅時間などです。地域の行事や自治体主催のイベントなども事前に調査しておくことで、時間帯を絞ってポスティングできます。
■新聞の配布時間を避ける
朝刊は一般的に2~6時に配達され夕刊はお昼過ぎから4時までの間に配達が完了します。朝刊の時間にはポスティングをすることは少ないと思うので、できるだけ13時までにポスティングを終わらせて夕刊の時間とバッティングしないようにしましょう。
■既存客の利用時間に合わせる
自社が扱っている商品や行っているサービスに問い合わせが一番多い時間帯を選びます。問い合わせがあるということは、その時間がお客様にとって都合のいい時間です。つまり、その時間であればチラシを読む余裕があるということにもつながります。
ポスティングはやみくもに配るのではなく曜日や時間帯を絞ることで効果がさらに高まることがおわかりいただけたでしょうか。業種別の特性を把握して、戦略的に曜日や時間帯を狙って配布しましょう。